●フットサルで足の裏を使う理由(the sole of the foot)
フットサルでは、プレー中にボールをコントロールやトラップに
「足の裏」をよく使います。
サッカーでもボールをひいたりドリブルでボールを転がす時に
使うことがありますが、フットサルでは頻繁です。
フットサルはサッカーと比べてピッチが狭く、
常に相手のプレッシャーの中でプレーをします。
サッカーとフットサルのピッチ面積を比較すると約12:1にもなります。
これは、12等分したピッチの中にサッカーでは約2人。
フットサルでは、10人のプレーヤー全員がひしめいていることになります。
これだけ密集したスペースでのプレーではボールをキープすることが
大変重要な要素になってきます。
また、ゲーム展開はスピーディーで、「パスワークで相手陣形を崩す」
ことが攻撃におけるチーム戦術の基本になります。
では「パスワーク」とは何か?
パスだからパサー(送り手)とレシーバー(受け手)
の関係が成立しないといけません。
以下に、パスにおける重要なポイントを5つ述べます。
<パサー>
1.パスを出すタイミング
2.パスの精度
3.パススピード
<レシーバー>
4.パスを受けるポジショニングと体勢
5.パスボールのトラップ
以上の1〜4はサッカーでも共通ですが、フットサルでは
5.の「トラップ」にこそ特徴があります。
スペースが与えられない分、サッカー以上に
すばやい状況判断と行動が必要となります。
また、サッカーのようにインサイドでトラップした場合、
どうしたってボールから離れてしまうでしょう。
大抵、フットサルの経験のない人はこのミスをしてしまいます。
この僅かな「離れ」が原因で相手に詰め寄られ
ボールカットされてしまいます。
これでは、パスワークは成立しません。では、どうすればよいか?
ここで前述している「足の裏」を使うのです。
こうすれば、少なくともフットサルで言うトラップミスは防げます。
もうひとつ言うなれば、単に足の裏で止めるのではなく
足裏でボールを受けた瞬間に、進行方向にボールを押し出す。
これで、うまくトラップコントロールすると同時に、
次の攻撃もしくはパスの体勢にすばやく入ることが出来ます。
フットサル初心者は、確実に足の裏でボールを止めれるように練習し、
慣れれば、「足の裏で押し出す」トラップにステップアップしていく
ことがフットサルでの成長の近道となるでしょう。